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TOEICを520点から935点にアップさせた話

 

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最新回はまだスコアシートが届いていないため含まれていない
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 第320回TOEIC公開テスト(2023年1月)で935点を取得できた。これにてTOEIC受験は終わり。今後は英検1級取得に向けて勉強をしていこうと思っている。

 そんなわけで、今までの英語学習遍歴を、自分の記録としてまとめておこうとこれを書き始めた。

僕の経歴

 

・24歳社会人2年目
・英語学習が趣味
センター試験英語で180点
・marchレベルの大学卒
・非外国語学部(法学部)

スコアの変遷


520点(大学1年4月)L250 R270     IP      
535点(大学1年4月)L205 R330     IP
640点(大学1年6月)L265 R375     IP
705点(大学1年10月)L355 R350   IP
640点(大学1年12月)L310 R330   IP
705点(大学1年2月)L345 R360    IP
795点(大学2年6月)L380 R415    IP     
775点(大学2年9月)L400 R375    公開テスト
835点(大学2年12月)L360 R455  IP
865点(大学3年2月)L435 R430    IP
英検準1級合格2365(大学3年7月)622/579/633/531
855点(大学3年9月)L435 R420    公開テスト 
835点(大学3年11月)L415 R420   公開テスト
875点(社会人2年目12月)L430 R445 公開テスト  
935点(社会人2年目1月)L475 R460   公開テスト

どのようにTOEICの学習をしていたのか

 ここからはTOEICに絞って学習方法を徒然に記す。n=1のサンプルとして読んでいただけたら嬉しい。

高校


 高校時代は特にTOEICについて勉強していなかった。しかしながらTOEIC935点を達成できたのは大学受験を経験したからというのがとても大きいと思っている。システム英単語を何周も何周もして単語をインプットした日々。テスト前に問題集を何周もした英文法。そして多く読み、解いた英語長文。これらの賜物である。模試を解いて理解を深めただけで点数が上がっていったのはこれらの基礎力があったからだと思う。話は逸れるが、ここまで教育に投資をしてくれた親には頭が上がらない。本当にありがとう。

大学1年(TOEIC520-800)

 大学の空きコマでTOEICスクールの映像授業を見ていた。そこで学習したことは、今は何1つ覚えていない。4年も経つと忘れてしまうものだ。ただ、このスクールはTOEICのモチベアップにはとても寄与していたと思う。2ヶ月に1回のペースでTOEICのIPテストを受けねばならないからだ。お金払ってるし流石に勉強するか…という気分になったので大学の図書館で参考書を解いていた。
 参考程度にTOEICスクールでの学習内容を記載する。基本的にはビジネス英語のディクテーションとTOEICの問題演習だ。ビジネス英語とは言ってもTOEICによく出てくるもの。テキストの目次を添付しておこうと思う。

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 この時に使っていた参考書を列挙する。書名をクリックするとamazonに飛ぶようにしたので、興味があればぜひ。

金のフレーズ
 有名すぎる参考書なので、とりあえず買った。単語の覚え方はとにかく繰り返すこと。日本語を見て英語が出てくるように練習した。覚えていた覚えてなかったは関係ない。とにかく作業のように繰り返す。TOEIC935点取った今でも、最後の章はほとんど覚えられていないと思う。

関先生の世界一わかりやすいTOEICリスニング
 大学受験ではリスニングはあまり重視されていなかったが、TOEICではリーディングと同じ問題数になる。そしてTOEICでリスニングを受けてみて、聞き取れなさすぎたことを覚えている。だからリスニング対策の本を買った。TOEICを知らない僕はとりあえず有名な先生の参考書を買っていた。
この参考書は一通り学習してからは使っていない。

TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング
 リスニングが苦手なので、とにかく問題を解かなきゃという思いで購入。特急シリーズは持ち運びがしやすいのですき。

大学2年生-3年(TOEIC800-)

この点数になってくると解説を読めばほぼ全て理解できるようになっていた。だから数をこなすことが重要だと考え、基本的にこれ以降は問題集を購入して解きまくっていた。TOEICは「わからない」というよりかは「見つけられない」の方が多い。難しくないからこそ悔しかった。購入したものは以下の通り。問題を全て解き切れるようになったのもこの時期。

TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 990点制覇
新メガ模試1200問 TOEIC L&Rテスト
TOEIC L&Rテスト至高の模試600問
TOEIC L&Rテスト 990点攻略
TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6
スコアが上がるTOEIC L&Rテスト本番模試600

 模試の使い方は時間を測って解くのみ。とは言っても2時間は長いので、リスニングとリーディングは分けて解いていた。もちろん時間があるときはまとめて解いていた。
 模試を解く時は下のマークシートを使っていた。勘の欄があるので、曖昧なものはチェックを入れていた。試験時間が終わって採点する前に見直しやリスニングの聞き直しをしていた。そうすることで、間違えの原因が分かりやすくなる。解き直しをしても正答が選べなければ、英語力に原因があることになるし、正解が選べるのであれば、集中力や時間制限が課題になる。解き直しをすることでスコアは上がるので、精神安定の意味でも効果的だと思う。
 採点の後は解説を読んで、なぜその答えになるのかということを理解していた。さらにリスニングはスクリプトを確認しながら音読をしていた。3回ぐらい。ネットには何回も音読しましょうみたいな超人がいるけれど、僕はそんな超人なんかではない。普通にそんな回数やっていたら飽きる。
 なんなら模試も全部解いていない。メガ模試は6回中2回しかやってない。公式問題集は2回ほど解いて自信をつけた。

 

社会人(TOEIC865-935)

社会人になって新たに購入した教材は以下の通り。
TOEIC part1-4 990点模試
TOEIC part7 990点模試
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9
精選模試総合
abceed3ヶ月プラン

 900点を目指すとなると難しい問題も正解しないといけないよなということで難問系の模試を購入した。勉強方法は上記の模試と同じ。問題を解いて間違えたところを理解する。また解き直す。間違えたものは理解する。解き直しする。勉強時間としては平日1時間、休日4時間くらいだと思う。もちろんやらない休日もあった。
 1番下のabceedは模試ではなく、サービスになる。このサービスでいいと思ったところは予測スコアとおすすめ問題の2つである。
 普段英語学習をしていてぶつかる壁は、力の伸びを実感しにくいことにあると思う。abceedはそんな悩みを解消してくれた。abceedで問題を解くと分析されて予測スコアに反映される。
 おすすめ問題のメリットは2点ある。1つは隙間時間を活用できること、もう1つは苦手をピンポイントでなくせることである。おすすめ問題は5問から解くことができ、短い時間でも問題に挑戦できる。普段であれば、模試を使うのである程度まとまった時間が必要になる。社会人でまとまった時間が取りにくい平日では特に重宝した。2つ目は苦手をピンポイントで解消できることだ。間違えはAIに分析されているので、間違えれば類題が出題されることになる。具体的な話をすると、part1で特に役立った。be p.p.とhave p.p.の違い、現在進行形なのかどうかを意識せずになんとなく解答を選んでいたのだけれど、このアプリを通じて何度も反復することにより、動詞の形を強く意識するようになった。模試だけだとしたらこの視点を得るのに時間がかかる気がするので、AIに分析してもらってよかった部分になる。
 そして社会人になってから問題を解くときは全てiPadで解いていた。それらの解答用紙を全て公開するので、935点の人がどんなところで間違えていたのかの参考してもらえたら嬉しい。
 青く塗りつぶしてあるのは、答えを見る前に見直しをして解答したものになる。間違えの原因が英語力なのかTOEIC力なのかを判断するために使っていた。青で正解していれば、英語力として足りているので、たくさんTOEICの問題を解くべきということになるし、青でも間違えている場合には理解が足りていないので、解説を読んで単語や文法など、ミスの根本的な原因を分析していた。

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TOEICの学習で気をつけていたこと

まずやる

 心を動かされた動画がある。大阪大学のYoutuber「はなおでんがん」での受験応援での一幕。この言葉が僕の心を突き刺した。やらないと始まらないよなと実感。だから多少効率が悪かったとしてもまずは勉強時間の確保に力を注いだ。

完璧を求めない


 僕の目標はTOEIC900点を取ることだった。つまり90点分は間違えられるということになる。解けない問題があると目標達成ができないのではないかと不安になったりするかもしれない。その不安は何もいいことがない。どんどんネガティブ思考になってしまう。模試を解いていて解説に納得できないことがたまにあった(特にpart2やpart7)けれど、気にしなかった。というよりもその問題をなかったことにした。メンタルの安定、とても大切。

とにかく継続する

 やめなければ、いつか絶対に目標達成できる。途中で辞めてしまうのが1番勿体無い。継続するという意味でも完璧を求めないというのが大事になってくる。今頑張っている人に伝えたいのは、努力は必ず報われるということ。辞めなければ必ずや目標をクリアすることができる、と私は信じている。

TOEIC以外でしていたこと


英語の勉強はもはやもはや趣味と化している。趣味としてどんなことをしていたのかを列挙する。

YouTube


圧倒的にこれ。英語系YouTuberとカテゴライズされる方々の動画を日常的に見ていた。おすすめを紹介する。

atsueigo

投稿された動画はほぼ全て見ているので、自分の英語の発音が彼に似るようになった。学校ではアメリカ英語を教えられたはずなのに、今は彼の影響もあり、イギリス英語の発音も混ざっているように感じる。

Haru English

このチャンネルはTOEIC特化で問題を解説しているチャンネル。自分の実力試しで解いていた。間違えた問題は解説を聞いていたが、間違えはほとんどなかったと記憶している。

Mayu E Room


英語学習の癒しとして視聴していた。shortsも沢山投稿しているのでモチベ上がる。

Mayu from Japan

これは上のチャンネルのサブチャンネル。全編英語のVlogを投稿している。日本の中をVlogしているので英語が理解しやすいからおすすめ。

英語ファイル

英語ネイティブで日本語もペラペラ。ライティングメインの動画。

だいじろー

各国さまざまな英語発音を面白く紹介するチャンネル。

Saki


ニューヨークで芸術家として活動している方。綺麗なので見るだけでテンションあがる。

Okisvlog


大学生のVlog。おしゃれだし見てて面白い。関西の大学に通っている。

Kai


Vlogで日常を発信している方。英語の勉強を習慣的に行なっているので見るとモチベが高まる。

オンライン英会話

僕はNative campを契約している。いつもフリートークを選び、15分程度話している。講師が違うので同じ話題になることは少ない。だからいろんな話ができて継続ができている。
 発音について私見を書いておきたい。結論、発音なんてどうでもいいと思っている。色々な国の人と会話してさまざまなアクセントに触れてきた。その時に、日本で教育されているようなアメリカ英語を目指して発音練習するのが一気に馬鹿馬鹿しく感じられてしまった。「発音は大事」という人はたくさんいるけれど、ポジショントークなのでは?と思ってしまう。発音矯正したらお金が儲かるしかっこいいし。あくまでビジネスのために発音の重要性を説いているのだと個人的には思う。もちろんある程度の発音は練習するべきだけれど。僕は発音ができると自分のモチベに繋がるので、ある程度の練習はした。発音記号が読めるようになるのがおすすめ。
 恥ずかしい限りではあるが、オンライン英会話の音声を貼っておく。誰かのモチベになってくれたらそれほど嬉しいことはない。

英語学習遍歴

ここからは今までの英語学習をまとめてみたい。興味があれば読んでいただけると嬉しい。

小学校6年4月


地元の集団学習塾に入塾。これが英語との出会い。小6の時は英語のみ受講していた。そのコースは英検5級に受かるために1年間勉強していきますというコンセプト。1年間かけてテキスト1冊を学習し合格。確か2問間違えでの合格だったと記憶している。

中学生


引き続き、その集団学習塾に通い続けた。学力で3クラスに分けられていたのだけれど、僕は真ん中のクラスに所属していた。1年の夏以降は3年の受験まで1番上のクラスに所属していた。その塾はテスト対策や受験対策がメインだったので、いわゆる「座学の英語」を学習していた。しかしながら、当時の先生は発音をたくさんする先生だったので、面白がりながら単語や文の発音をしていた気がする。当時から英語が好きだった。テスト前に勉強したのは英単語ぐらい。学校の定期テストはだいたい100点に近い点数だった記憶。

英語はずっと好きだったのだけれど、中でも発音に目覚めた経験として今でも忘れないのが、中学校2年生のとき。学校で英語の発音をしていた時のこと。英語のできる友達がa lot ofを「アララブ」と発音していた。そこでリンキングを知ったのである(もちろんリンキングという言葉は知らなかったけど)。それ以降リンキングを意識して発音していたと思う。
中学3年生時には地区の英語弁論大会にも学校選抜として出場した。当時の僕も英語好きだったのだと今、これを書きながら再確認している。
 高校受験に向けて英検3級を受けて合格したが、ギリギリの合格だったことを記憶している。塾に言われた通り、過去問を何回も解き直して勉強した。

高校生


僕の高校は高校1年生の時に英文法を全て学ぶカリキュラムだった。英語が好きだったのでテスト前には何度も問題集を解いていた。高校1年生の時は理系クラスだったこともあり、クラスメイトは英語が苦手な人が多かった。だからクラスの中では英語ができるやつとして認識されていたと思う。クラスの友達と点数を競い合っていたというのも英語力向上に寄与していたと思う。
 高校2年から東進に通っていた。そこで今井先生の授業を受けられたのも今の僕を創っていると思う。楽しみながら英語を学習できたので、ますます英語が大好きになった。
 大学受験では第一志望に合格できなかった。その悔しさから、就活は頑張りたいと思うようになり、TOEICスクールに通うことに。IPテスト受験が多いのは、このスクールで受ける機会が多かったから。

大学1年


 大学入学の際、英語のクラス分けで初めてTOEICを受けることに。TOEICの知識0、対策0で受験。その結果、上記の通り520点。大学の英語のクラスは上から2番目だった(全部で8クラスぐらいあった)。自分の中でも英語が得意だと自覚していたから、この点数は正直ショッキングだった。そのショックは990点の半分しか取れていないということへのショックだった。TOEIC頑張りたいなとその時感じたことを覚えている。
 大学でも良き英語の先生に恵まれた。その先生は英語リーディングの先生だったのだけれど、毎回ディクテーションをするという授業スタイルだった。ディクテーションをした後にリピーティング、シャドーウィングもしていた。その際に発音について詳しく教えてくださった。今でも忘れられないことを2つだけ書いておく。


動詞の時制のsやed、助動詞haveは聞き取りにくいので、文法の力が必要だということ
tの発音は飲み込みやフラップ化など色々あること

大学2年


僕の学科は2年生でも外国語を履修しないといけなかった。時間割の都合で選んだ授業がたまたまイギリス英語の授業だった。BBC newsのディクテーションやイギリス英語ベースの教科書を使うという方針だった。今まではアメリカ英語の教育を受けてきたので、とても新鮮だった。その先生も発音を詳しく教えてくださった。sureの発音はシュアーになるのがアメリカ英語。イギリス英語ではショーになる。hereもヒアーではなくヘー。これがイギリス英語の出会いだった。

大学3年


単位の関係であと1コマ、語学の授業を取らないといけなかった。そこで僕は1年生の時の先生の授業をもう1度履修することにした。自分の専攻と同じぐらい授業がとても興味深かったからだ。先生が同じだけで授業内容は異なるので、単位として認められるというわけ。ここでも発音を身につけた。授業も面白かったので、課題はあったが特に苦もなくこなしていた。

大学4年



就活うまくいかなくて病んだ。詳しくはこちらを。

社会人1年目


特に英語学習を意識的にすることはなかった。オンライン英会話を週3回ほどやっていた。内容はフリートークがメイン。主にフィリピン人と雑談をしていた。

社会人2年目


漠然と将来に不安を抱え始める。転職先を調べていると、条件にTOEIC900点以上と掲げている企業に出会った。これを達成するためにTOEICの学習をリスタートした。そして935点を取得し達成。

最後に

 TOEIC935点を達成したけれど、辛いと感じたことは一瞬たりともなかった。今まで参考書や単語帳を学習していたら、結果が出ただけだしなあと誇りを持てない自分がいた。今まで「辛いものが努力」という考えがあったのだろう。しかし、辛くない努力もあるということを、とある人に教えてもらった。その言葉を聞いてモチベの上下はあるものの、小6で英語に出会ってから12年間も英語学習を続けてきたことは誇りに思っていいのではないかと感じている。そんなにも続けられたのは、自分の中に英語は楽しいという気持ちがあったからだと思う。その楽しさは、知識の増加によって知的探究心が満たされること、自分の努力が合格やスコアアップということで可視化されることにあると思う。人生において、とてもいい趣味を見つけられたみたいだ。

話は変わるが、最近カメラを始めたのでフォローいただけると嬉しい。
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Shinjuku at night