裁判を傍聴しに行った話
先日、友達から唐突に「裁判見に行かね?」と言われました。僕は法学部の学生なので、卒業するまでには見に行きたいなあとかる~く思っていました。なので僕は「ええやん」と返事をして、即決定。最短で予定が空いていた日に裁判傍聴に行くことになりました。(※行ったのはコロナがそれほど流行っていない時です)
でもふと思いました。
①どうやったら見に行けるの?
②服装はどうしたらいいの?
③裁判って何時間ぐらいなの?
簡単にお答えすると①予約不要で裁判所に行けば傍聴でき、②服装も自由、③裁判によってばらばらです。
①裁判所に到着すると、金属探知機に通されます。その後、建物を進んでいくと掲示板のようなものがあり、そこに裁判の実施予定が書かれています。その掲示板に場所も書いてあるので、記載された法廷に行けば傍聴できます。
②行く前はスーツのような締まった服装じゃないとダメなんじゃないかと思い込んでいました。しかし、実際は全然なんでも良い感じでした。被告、証人、傍聴人はみんな私服でした。
③裁判にもいろんなフェーズがあるみたいで、判決を言うだけのものもあれば、状況整理や各主張等を行うものもあります。行く前に調べていくことをおすすめします。
次に、僕が傍聴した裁判について
罪名:覚醒剤使用の容疑(再犯)
被告人:30歳前後のぽっちゃり男性。服装はジーパンにパーカー。奥さんと3人の子供がいる。
事件の概要:前回の裁判から3か月経過後、仕事で嫌なことがあり、自分から初犯の時の密売人に連絡をとって覚醒剤を購入、後に使用。
心に残ったシーン
①弁護士が全然弁護してなかった。
これは完全に僕の偏見なのですが、弁護士はもっと弁護するのかと思ってました。僕が傍聴した裁判では、それ弁護してるの?っていう質問ばかりを被告人に投げていました。それが普通なのか異常なのかは正直わかりません。覚醒剤の再犯だから被告と弁護人は諦めていたのかもしれません。また、国選弁護士の方であまりやる気がなかったという可能性もありますよね。
②奥さんの証言に感動した。
弁護人から「再犯した夫と離婚は考えないのか?」という質問がなされました。この質問に対し「自分が片親だったから離婚は考えていません。子供達にはそんなにつらい想いをさせたくないです。」と答えていました。また、「夫の更生に尽力するか?」という質問に対しても、「尽力します」と即答していました。奥さんがお父さん以上にとてもかっこよく見えました。
以上が裁判傍聴の感想です。予想以上に裁判傍聴は面白かったです。また行きたいなあ。ではでは。
↓前回の記事はこちらから↓