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教員の異動

 先日、ある新聞記事(https://r.nikkei.com/article/DGKKZO58717870R00C20A5CK8000?s=5)を読みました。以下に内容を簡単にまとめます。

 教員の異動について、子供のことを考えると、事前に伝えるべきではないか。離任式が開催されることもあるが、全教員が離任式に出席できるわけではない。子供の喪失感をどう埋め合わせるのか。子供の喪失感を軽視しすぎている。特に、保健室登校など何らかの課題があり、特定の教員との関わりによって学校への適応が保たれている子どもにとって、頼りの存在が突然いなくなることは「死活問題」だ。

 

この記事を読んだとき、率直に共感しました。僕自身もこのような経験をしたことがあるからです。その先生は算数の先生で、知らぬ間に異動が決定しており、始業式で学校に行ってもその先生はいませんでした。その時になんとも言えない気持ちになりました。どうにか異動を生徒に直接伝える方法はないんでしょうか。異動が事前にわかっていたら心の準備が少しはできるのになと思います。

 

このトピックは塾にも通じる部分があるのかなと思います。塾でアルバイトをしていて、「〇〇先生(バイトを辞めた先生)って最近来てなくないですか?」と生徒から言われることがあります。この返答にはとても困ります。そもそも僕の塾では大学生であることや年齢を公表してはいけません。どう答えるのかベストなのでしょうか?

 

答え方については今回の記事とは関係ないのでここまでにしておきたいと思います。教員の異動について話題を戻したいと思います。

 

そもそも教員の異動システムはどのようになっているのでしょうか。調べてみると、3月中旬に教員には公表されるものの、4月1日まで絶対に口外してはいけないということでした(東京都の場合)。以下参照<https://www.huffingtonpost.jp/atsuko-kaizu/new-school-year-and-teachers_b_15781234.html>

 

公表しない理由として、直前まで人事が変わる可能性があるからという理由が書かれていました。僕の出身地である埼玉も東京都と同じ方式でした。4月1日の新聞で異動を知るというのが毎年恒例でした。記事に書かれているように、事前に公表している都道府県もあるようです。

 

人事異動が変更されたらまた公表すればいいのでは?とシンプルに感じてしまいました。公表しない利益<公表する利益なのでは?と。

 

生徒にとっても教員にとっても別れの挨拶ができないのは酷な気がします。人事異動を訂正することの大変さは僕にはわかりませんが、大きなものでなければ事前に人事異動を公表してほしいと思います。事前に人事異動を公表することで、生徒と教員双方ともに、心の切り替えがしやすくなるのではないでしょうか?

 

この記事がみなさんの考えるきっかけになれば幸いです。

 

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